私はアラフォーでバドミントンを始めました。
何か夢中になれるものが欲しかったのです。
学生時代は帰宅部で毎日バイトに明け暮れていました。
今にして思えば家庭環境があまり良くなく、家にいたくないのもありました。
部活という選択肢はまったくなかったです。
バイト代はほとんど遊びでなくなりました。
結婚して子供が生まれて、子供の習い事を見ていて
羨ましくなったのです。笑
こうやって一生懸命に何かをやっている姿を見て
私は一生懸命に何かに打ち込んだことが今までなかったと。
そして未経験者OKというクラブをみつけてバドミントンを始めました。
70歳の方もやっていらして、それはそれは楽しそうに見えました。
久しぶりの入部者だった私と一緒に入部した友人に、皆さんとても親切でした。
しかし、そのクラブは「年に2回県大会に出場して精進する」事を目標としたクラブでした。
役員もあり当番もあり。
私はすっかりハマってしまいました。笑
こんな年齢になってから部活みたい!青春だ!と。笑
週に1回のクラブに自主練習が週に1回。
それがエスカレートしていき他のクラブに週1回ビジターで参加。
夜の社会人クラブに週1回。
日曜日の小学校で開催しているクラブに週1回。
まるでアスリートのようでオリンピックを目指しているのかのようでした。
が、しかし、私の思いとは裏腹にこれだけ練習しても一向にまったく上手くならない
私は運動音痴でした。
県大会は30部以上あり、うちのクラブは全員参加なので
3~4ランクに分けて出場します。レディースのペアの団体戦です。
クラブの中の最下位ランクチームに万年出場。
そのランクチームは初心者を含め私がいるので県大会においても万年最下位。笑
ヨシコちゃんは…こんなに頑張っているのにね。笑
と、もうプレイでは誰からも期待されていませんでした。
クラブの皆さんから期待されていたのは「珍プレイ」でした。
それはそれで楽しかったです。
複数の女子が集まるとどうなるのか?
それはどこに行っても大人になっても変わりません。
強いプレイヤーは気も強くなくては試合には勝てません。
もちろん上級者の方もいましたので、それなりに問題も度々起こります。
バドミントンのランクがそのまま人間のランクとして反映されてしまっていました。
そんなどろっどろの人間関係が悪化しだしてしまい
自分の家の問題と精神的な問題で体調を崩していたので
ラケットが握れなくなってしまっていました。
そしてとうとうその上級者の方とのゲームの最中に
発作に似たような事が度々起こるようになってしまい…
「具合が悪いのはわかるけど、試合中はわからないようにしないと。
その部分を相手に見透かされて狙われるよ!」
と怒られてしまったのです。
ただのゲームだったのですが…
私はアスリートではない。
試合に出るのはただ単に県大会に出る人がいないからだ!
練習しても練習してもちっとも上手くならないので
県大会に出るのが苦痛で苦痛で仕方なくなっていたのです。
しかも体調最悪で。
それでも1人でも出場者が減ると、出場辞退となってしまう
ギリギリのメンバーだったので、仕方なく出る事に。
気持ちも考えも真逆だったので、わかってもらおうと思わなくなっていました。
大好きだった先輩に
「ヨシコちゃんは1球1球、死に物狂いで追いかけて絶対に拾う!
という意気込みを感じられない。」
という事を言われたときもショックでした。
その時が今までで1番頑張っていたからです。
まさに死に物狂いで追いかけていたのです。笑
それなのにそう見えないのか…と。
先輩には言えなかったのでここで言わせて頂くと…
・腰が痛い
・鎖骨は炎症起こしてる
・手の平も足の裏も膿疱だらけ
・たまに発作のような苦しい時がある
薬で抑えて、頑張っていたのに。😢
この先輩の一言でバドミントンを辞めようと決心がついたのでした。
こうして最後と決めた県大会は今までで1番良い成績をとる事ができました。
私の離婚の事や体調の事などを知る唯一の先輩(70歳)が
涙を流して喜んでくれました。
「ヨシコちゃん、良かったね、良かったね。
今までで1番良い県大会だったよ。あんなに感動した事なかったよ。」
と言ってもらえました。
体調が良くなってまたラケットを握れるようになったら戻りたいと思っています。
本当はあまり激しい運動はできないのですが
楽しむ程度のプレーと割り切って、また珍プレーを披露しに行きたいです。

お遊びのバドミントンがやりたーい。
マジ試合(特に県大会)の主審なんて
2度とやりたくないっ!
吐きそうになるわ。ゲぇぇぇーだっ!

こどもかっ。